壊れたパソコンからデータを取り出すためのデータ復旧について

壊れたパソコンからデータを取り出すためのデータ復旧について

2022年8月15日

壊れたパソコンからデータを取り出すためのデータ復旧についてのご紹介いたします。

パソコンのデータ復旧とは?

パソコンが急に起動しなくなったり、HDD(ハードディスク)などに保存しているデータにアクセスできなくなったりすると、焦ってどうしたらいいのか分からなくなってしまう人も多いと思います。

パソコンが故障したりすると、中のデータごと消えてしまったのではないか、データを取り出すことはできないかもしれないなど心配してしまいますが、正しく対処すればデータを取り出せる可能性があります。
データを取り戻すための作業を「データ復旧」といい、自分で行う方法、専門業者に依頼する方法があります。

パソコンに不具合が生じた際、間違った対処法をしてしまうと症状が悪化し、データが取り出せなくなってしまう可能性があるので注意が必要です。

論理障害・物理障害の見極め

パソコンに起こるトラブルにはさまざまなものがありますが、データ障害は、主に物理障害と論理障害の2種類に分けることができます。

物理障害とは、機器本体や内部部品が物理的に故障、破損したことによって生じる障害のことを指します。

それに対して論理障害とは、誤操作やOS,システムの不具合から発生する障害ことです。

もしデータ障害が発生したときは、どちらの障害なのかを見極めることがデータ復旧にはとても重要となります。

物理障害によくある事例

  1. パソコンが起動しない・電源が入らない
  2. ノートパソコンを落とした・異音がする
  3. 水やお酒などをノートパソコンにこぼした・水没した
  4. ブルースクリーンになる
  5. エラーメッセージが表示されたまま動かない
  6. PCが再起動を繰り返す・勝手に落ちる・電源が切れる
  7. ノートパソコンが変形した・熱くなっている・焦げ臭い
  8. 停電や落雷の後、データにアクセスできなくなった・動作が不安定になった
  9. 火災にあった

物理障害は経年劣化が原因で生じてしまうことも多く注意が必要です。

機器に物理障害が生じているときは①クリーンルームなどの専用環境②高度な技術力③深い専門知識④互換性のある部品の調達、この4つが必須となるため、個人で対応するのは難しいものです。

保存データが大事な方、取り出せないと困る方はぜひ一度ご相談ください。

論理障害によくある事例

  1. データを消してしまった・誤削除した・ファイルやフォルダが消えていることに気づいた
  2. フォーマット・初期化した
  3. データを上書きした
  4. エラーメッセージが表示されている
  5. ファイルやフォルダにアクセスできない・開けない
  6. ファイルやフォルダが文字化けしてしまっている
  7. ゴミ箱を空にしてしまった
  8. PCがフリーズしてしまう
  9. ウィルスに感染した

上記のような症状やトラブルが起きた時には論理障害が発生していると考えられ、慎重な対応が必要となります。
論理障害がPCに起きている状態で新たにデータやフォルダを保存したりネットサーフィンで検索し続けたり、いつものように機器を使い続けるだけでも、どんどんデータの上書きや状態の悪化が進んでいます。
電源の入り切りや再起動も危険です。早く安く復元したい・失敗したくないという方は手を止めて機器の電源を切り、ぜひ一度ご相談ください。

論理障害だと思っていたら、実は物理障害だったという例があるため、物理障害か論理障害かを自分で判断するのは難しいといえます。どちらのデータ障害であっても個人での対応は復旧に失敗するリスクがあるためぜひ一度ご相談ください。